有限会社 カヌマ不動産 TOPIX

埼玉県内の人口・世帯数の動向と不動産市場


平成27年の国勢調査の結果、埼玉県内の人口・世帯数の状況は、県のホームページによると以下のようになります。(平成28年11月15日)

  今回(平成27年)
調査結果
前回(平成22年)
調査結果
人口
増減数
人口
増減率
(%)
世帯
増減数 
沿線 
埼玉県全体    人口 世帯数  人口  世帯数 
 7,266,534 2,971,659  7,194,556  2,841,595 71,978 1.0  130,064  
 さいたま市全体 1,263,979 533,209 1,222,434 503,126 41,545 3.4 30,083  
 大宮区 113,864 53,365 108,488 48,475 5,376 5.0 4,790  
 浦和区 154,416 67,136 144,786 61,994 9,630 6.7 5,142  
 桜区  97,910  43,331  96,911  42,44  999 1.0 889  
 岩槻区 109,801 42,942 111,286 41,942 -1,485  -1.3 1,000  
 上尾市 225,196 91,399 223,926 87,286 1,270 0.6 4,113 JR高崎線
 桶川市  7,393 28,685 74,711 28,047 -775 -1.0 638
 北本市  67,409 26,845 68,888 25,856 -1479 -2.1 989
 鴻巣市  118,072 45,043 119,639 43,379 -1567 -1.3 1,664
 行田市  82,113 31,015 85,786 30,630 -3,673 -4.3 385
 熊谷市  198,742 77,004 203,180 75,413 -4,438 -2.2 1,591
 深谷市  143,811 53,384 144,618 50,859 -807 -0.6 2,525
 蓮田市 62380 24543 63309 23445 -929 -1.5 1098 JR東北線 
 久喜市  152806 59082 154310 57238 -1999 -1.3 1844
 春日部市  232709 94463 237171 91531 -4462 -1.9 2932 東武
伊勢崎線 
 幸手市 52524 20568 54012 19904 -1488 -2.8 664

まず、埼玉県全体では、前回と比較して、人口が微増ながら、県北部・東部での人口減少が顕著になっていることがわかります。さいたま市にあっても、岩槻区においては人口減少エリア(色付け部分になっています。
また、特徴的なのは、人口減少エリアにもかかわらず各エリアとも世帯数は増えているという点です。
この事は、社会の高齢化や晩婚化、独居世帯の増加などが影響していると思われます。
こうした人口減少エリアにおいては、一般的に不動産の買い手が少なくなり、反対に不要になった不動産の売り手が増えてきますので、需給バランスの関係で不動産価格は下落トレンドにならざるを得ません。
この人口減少の傾向は、これからますます強くなってくる事が予測されていますので、不動産市場は弱含みで推移していくものと思われます。

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